勝海舟は、剣術の師匠 島田虎之助から
これからは 西洋式の兵法の時代になると
蘭学を勧められる。
当時、オランダ語を解説した辞書
「ヅーフハルマ」は、全58巻で、
人気の的だったが、60両もする高価なもの。
その持ち主を紹介された勝海舟は、
1年間10両の借り賃で、貸してもらう
ことにしたが、後払いとした。
彼は、全58巻を2部ずつ書き写す。
1年後、完成すると、
1部を知人に10両で売り渡し、
その10両を借り賃として、
持ち主に支払った。
結局、勝海舟は、1銭の出費もせずに、
「ヅーフハルマ」を手に入れ、
オランダ語を習得した。
1年間で全58巻を2部ずつ書き写すことは
至難の技であったが、
貧しい勝海舟にとっては、
それしか方法がなかったのである。
我々現代人は、この驚異の勉強法に
驚くだけでなく、この精神を学ばねばならない。
これからは 西洋式の兵法の時代になると
蘭学を勧められる。
当時、オランダ語を解説した辞書
「ヅーフハルマ」は、全58巻で、
人気の的だったが、60両もする高価なもの。
その持ち主を紹介された勝海舟は、
1年間10両の借り賃で、貸してもらう
ことにしたが、後払いとした。
彼は、全58巻を2部ずつ書き写す。
1年後、完成すると、
1部を知人に10両で売り渡し、
その10両を借り賃として、
持ち主に支払った。
結局、勝海舟は、1銭の出費もせずに、
「ヅーフハルマ」を手に入れ、
オランダ語を習得した。
1年間で全58巻を2部ずつ書き写すことは
至難の技であったが、
貧しい勝海舟にとっては、
それしか方法がなかったのである。
我々現代人は、この驚異の勉強法に
驚くだけでなく、この精神を学ばねばならない。